身だしなみについて

身だしなみマニュアルは2019年8月に策定しました。下記に髪色やヒゲ、服装についての記載がありますが、個人の主義主張を否定するものではなく、甲賀会の求める人材、働く方に求めるガイドラインです。

【目的】
介護従事者、利用者の両者にとって安全であり爽やかで清潔感があるために。


【指輪】外す
【理由・例外】
・入居者等の身体を傷付けてしまうことがある。
・結婚指輪は可。ただし、業務上で手洗いする機会が多く、紛失の危険性もあるので極力外す。


【ネックレス】外す
【理由・例外】
・密着した介護が必要な場面が多く、相手に引っかかったり、認知症の方に引っ張られたりすることがある。
・医療機器等で、使用の必要がある場合は予め所属上長に申し出て許可を得る。


【ピアス】外す
【理由・例外】
・相手に引っかかったり、認知症の方に引っ張られたりすることがある。ファーストピアスのみ期間限定で可能。


【頭髪】①地毛又は暗めのカラーリング ②まとめる
【理由・例外】
①高齢者には明るい髪色に抵抗がある人もいます。「黒髪の方が清楚に感じる」というイメージを持っている家族も多いでしょう。 ケアの質が良くても、明るめの髪色により「あの人にケアを任せて大丈夫かな?」と思われる場合もあります。
②髪の毛が長い方は、仕事時は結ぶことが大切です。髪を結ばずに介護をすると、利用者の体に髪が触れたり、食べ物の中に髪が混ざってしまったりと、利用者に不快な思いをさせてしまう恐れがあります。長髪は作業の邪魔になりがちなので、結ぶことができる長さの方はヘアゴムを使ってきちんと結んでおきましょう。 ワックスやジェルなどの整髪料は匂いがきついものだと利用者の方に快く思われないと同時に、介護をする際に利用者に整髪料が付着し不快にさせてしまう可能性もあるので控えましょう。


【爪】長すぎる爪や装飾のついた派手なネイルは不可。マニキュアは不可
【理由・例外】
・入居者等の身体を傷付けてしまうことがある。
・介護を受ける側にはマニキュアを受け入れる方、受入ない方がいる。賛否が分かれるため不可とします。


【髭(ヒゲ)】毎日剃る
【理由・例外】
・形や色は関係ありません。ヒゲというのは男らしさを強調させるもの、つまり自分を強く見せる、相手を威嚇するという意味にも解釈されることがあります。本人にそのつもりがなくても、周囲の人間はあなたという人を外見で判断します。そう思われたら、損になると思いませんか? のびかけの、いわゆる「無精ヒゲ」というものは、相手の立場から見ると汚らしい姿以外の何物でもありません。


【におい】意識してにおいを抑えるコントロール
【理由・例外】
・口臭に対しては歯を磨く、においの強い物を食べたりした直後に口臭をリフレッシュする製品を服用することが効果的。 香水は「においが苦手な人もいる」ので使い方には少々気をつけなければいけません。たばこのにおいなどをプンプンさせている…だらしない姿をしていると、それはそのままあなたの人柄として判断され「こいつは仕事にもだらしない奴なんだ」と評価されてしまいます。そんなハンディキャップを自ら負うのはもったいないことだと思いませんか?


【化粧】『派手』過ぎず『地味』過ぎず、ほど良い化粧
【理由・例外】
・身なりを清潔に整えるのと同じように。


【腕時計、アクセサリー】外す
【理由・例外】
・腕時計は、介護業務中は外す。数珠等であっても密着した介護が必要な場面が多く、相手に引っかかったり、認知症の方に引っ張られたりすることがある。 医療機器等で、使用の必要がある場合は予め所属上長に申し出て許可を得る。


【制服(上)】決められた制服を着用
【理由・例外】
・私服を着用すると、模様や色について規制することとなり、不必要にルールが作られ就業に不満が生じるきっかけになります。 また、男女にかかわらず、胸元のボタンは極力とめる、袖を肩までまくらないなど、素肌の露出を減らすことが必要です。


【制服(下)】決められた制服を着用
【理由・例外】
・私服を着用すると、模様や色について規制することとなり、不必要にルールが作られ就業に不満が生じるきっかけになります。腰の上までしっかりとあげて、しゃがんだ時に腰や下着が見えないように着用します。 また、裾部分はまくり上げすぎない、長すぎて地面に擦っている等無いよう、くるぶしが隠れる程度にします。


【靴】①介護職・看護職は靴を着用 ②上下を分ける ③通勤、送迎中は靴を履く
【理由・例外】
①靴とは足を包む形の履物のことであり、入浴介助用以外ではサンダルやスリッパ等は使用しない。
②施設を綺麗に清掃してくれている誰かがいます。あなたの心がけ一つ、ちょっとだからと考えず、中と外をしっかり分けて使用することで、綺麗な施設を維持する誰かの苦労が報われます。
③滋賀県道路交通法施行細則第14条 (2) 「下駄、ハイヒール、スパイクシユーズ等運転操作の妨げとなるような履物または衣服を着用して自動車および原動機付自転車を運転しないこと。」


【使い捨て手袋】一作業につき一枚
【理由・例外】
・感染を広げないため適切に着け替える。 作業場面が終結すれば適切に処分し、着用のまま移動しない。


【エプロン・予防着】適材適所で使用する
【理由・例外】
・食事エプロンを食事以外で使用しない。 予防着は介護場面が終結すれば適切に収納し、着用のまま移動しない。


【マスク】咳エチケットとして使用 。使い捨て手袋、エプロン・予防着に準ずる
【理由・例外】
・利用者、職員共に風邪症状がある場合に着用。また、業務の内容により唾液等の暴露を防ぐ目的でも使用するが、作業が終結すれば適切に処分する。インフルエンザ等の流行期に産業医よりマスク着用の指示が出れば解除されるまで着用を励行する。

厚生労働省は「インフルエンザQ&A」のなかで、流行時の対策として以下を推奨しています。
□咳(せき)エチケットの励行
□外出後の手洗い等
□適度な湿度の保持
□十分な休養とバランスのとれた栄養
□人混みや繁華街への外出を控える
マスクをすることは「感染拡大を防ぐのに有効だが、自分を守る手段としては推奨していない」 マスクをつけていると、「感情が読めない」「何を考えているかわからない」という印象を持たれやすくなります。そのため、親しみやすさが減り、良好な人間関係を築くうえでマイナスとなってしまいます。相手と話すときは、マスクを外してコミュニケーションをとったほうが、良好な人間関係が築けます。

※マスクについては、新型コロナウイルス感染症の拡大により、上記に関わらず常時使用としています。一日も早く、マスクを外してコミュニケーションが取れる日が来ることを待ち望んでいます。